ドライアイについて

ドライアイは瞬きの回数が減り、パソコン作業などで瞬きの回数が減り、涙液が蒸発して乾いてしまうタイプのドライアイと、涙腺が編成する涙液減少型のドライアイの2種類が主です。
パソコンやゲーム機、スマートフォンを使う機会が多い現代では涙液蒸発型のドライアイで来院される方が多くいらっしゃいます。
涙液減少方のドライアイは、とくに女性に多く見られます。

ドライアイの症状

目がしょぼしょぼする、乾く、疲れる…といった症状が現れるのがドライアイですが、1番の問題はやはり「疲れ」でしょう。
パソコン作業が多い現代人は特にドライアイになりがちです。

ドライアイの原因

人は正常時であれば、1分間に20回~25回程度瞬きをしています。ところが読書をしているときは10回に、パソコンを見ているときは5回以下になってしまいます。すると、目の表面に溜まっている涙が蒸発し乾いてしまいます。これがドライアイの原因です。エアコンの利用などで空気が乾いていることもドライアイを加速させる原因の1つです。

ドライアイの治療方法

涙液蒸発型のドライアイの場合は、なによりパソコン作業をやめていただければ良いのですが、そうもいきませんよね。
ですから、人工涙液や、水を引きつけておく力が強いヒアルロン酸の点眼薬で水分を補い、症状を軽くするための治療を行います。
また、パソコンを長時間使う方は、1時間おきなどに必ず休憩を挟んで目を休ませる、作業中にも意識的に瞬きをするなど、目を乾かさないよう気をつけていただくことが大切です。

涙の量が少なくなる涙液分泌減少型ドライアイの場合は、涙が鼻に抜けていく経路である涙点をプラグで塞ぎます。
目薬をさすと、鼻や口に苦みを感じることがありませんか? 目の内側にある涙点は、鼻につながっており、余分な涙を鼻に排出するようになっているのです。その涙点を塞ぐことによって、目の中に涙をためやすくします。涙点は2つあるので、涙液の量によって、1つ塞ぐか2つ塞ぐかを決めます。

市販の点眼薬(目薬)と病院の点眼薬の違い

眼科では症状を診断させていただいた上で、症状にあわせてお薬の強さを調整しお出しします。
病院でお出しする点眼薬は一般大衆薬と比べて小さな容器に入っていますが、これは防腐剤が少ないためです。また、「スースーする目薬が欲しい」と希望される患者さんもいらっしゃいますが、スースーの元になる成分のメントールは目の刺激になってしまいますので、当院ではお出ししておりません。

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